2017年4月26日 (水)

言葉は心の中の鏡なり -今村復興相の発言に思うものー


今村復興相の不適切発言に世間の大きな関心が寄せられています。私にとって、お釈迦様のみ教えを人々にお伝えする布教師の立場として、言葉の使い方を大きく振り替えさせていただく機会として受け止めています。

ひょっとしたら首都圏であの大震災が発生していたら、今村氏のおっしゃるように更に深刻な状況になっていたのかもしれません。

しかし、あの想定外の津波で多くの尊いいのちが失われました。未だに行方の分からぬままの方もいらっしゃいます。また、原発事故で故郷での暮らしを失った方も大勢いらっしゃいます。

私はこれまで幾度か被災地を訪れたり、被災地を訪れた方々からお話をお聞きしたりしてきました。あの未曽有の大災害は人々に悲しみと苦悩をもたらしただけでした。

しかし、そんな中でも東北の方々は苦悩の中に生きる喜びを見出し、一日も早く元の生活を取り戻すべく、一生懸命頑張っていらっしゃいます。多くのいのちが失われたことは決して、忘れてはなりません。そして、東北の方々の苦悩を我が苦悩と受け止め、震災の記憶を風化させないことが私たちのできるささやかな支援ではないかと思っています。

心の中にあるものは言葉になって出てきます。謝罪や撤回で済む問題ではありません。今村氏はじめ安倍内閣は世間のバッシングを受けることは避けられないでしょうが、そんな中で私は今一度、震災の記憶を思い起こし、自らの心を正しくに保つ機会と捉えていきたいと思っています。


「一ツ灸」のお寺 曹洞宗 高源院
  http://www2.spacelan.ne.jp/~t-kawabata/



2017年4月24日 (月)

生を全うする

3月中旬から約1カ月、涅槃会の法話や曹洞宗石川県青年会の諸行事に町内会の仕事も加わって、多忙を極めておりました。この間、HPはおろかブログの更新もままならない日々を過ごしておりましたが、ようやく時間に余裕ができ始め、たまっていた仕事もこなしていきたいと思っています。

この1カ月、いろんなことがありました。心踊らされるほど楽しい瞬間、うれしいとき、ここまでかというくらいに落ち込むとき、悲しい瞬間・・・。諸行無常たるこの世において、人の心も、その都度その都度、変化していくものだということを実感させられました。

そんな毎日の中で考えたこと・・・。

ひょっとすると、心は変化するという事実に気づかずにいると、苦しみや悲しみといったマイナス部分にばかり目が行ってしまい、生きることが辛くなってくるのかもしれません。その時点で自らに生き死にに対する結論を出してしまってはなりません。いいこともあれば悪いこともある、嫌なこともあれば、うれしいことだってある。その場その場だけで判断せず、毎日を一生懸命、この世にご縁ある限り、生を全うしていきたいものです。


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2017年3月 1日 (水)

被害者の落ち度!? -東京都小金井市女子大生刺傷事件②ー

検察側の懲役17年という求刑に対して、懲役14年6カ月というあまりにも“軽い”と思わざるを得ない判決・・・。それが法律という現実なのかもしれません。

この事件を受けて、アニメーション監督・山本寛(やまもとゆたか)氏が自身のブログで被害者側の落ち度を指摘する記事を掲載したことで、ブログが炎上したとのことです。

もしかしたら、被害者がもっと気を付ければ被害は防げたのかもしれません。

しかし・・・。

現実には被害者は全身34カ所の刺傷を受け、一時は意識不明の重体にも陥りました。そして、今も後遺症に苦しみ、眠れない日々を過ごしています。被害者の苦悩は言葉で語りつくせないくらい大きなものです。

身体も心も深く傷つけられた被害者のことを思ったとき、「落ち度」という言葉がふさわしいかどうか・・・?現実に目を向けてみれば、その答えは言うまでもありません。

過ぎ去った過去をとやかく指摘してもしかたありません。
今の状況をとらえ、何が被害者の未来に希望を与えるのか?

被害者に明るい将来が訪れることを願い、その方策を考えていくことが大切なのではないかと思っています。

被害者には決して、落ち度はありません。

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2017年2月24日 (金)

何か彼女の力になれる方法はないのか・・・? -東京都小金井市女子大生刺傷事件ー

昨年の5月21日に東京の小金井市で発生したストーカー殺人未遂事件ー連日、その裁判員裁判の様子が報道されています。この上ない苦痛をご経験されたにもかかわらず、絶対に会いたくないであろう被告の前でご自分の思いを述べられた被害者の女性の勇気に頭が下がります。

裁判が進む中、女性の言葉に触れながら「何か彼女の力になれる方法はないのか・・・?」と感じるばかりでした。体中の傷を治せるなら治してあげたい、ギターが弾けるようになれるよう力を貸したい、女優になる夢を叶えてあげられるなら叶えてあげたい、一年前のように元気で、普通の生活を送れるようにしてあげたい。自分に力があるならば、力になりたい。なぜか、そんな思いが込み上げてきて、離れません。

もし、このブログを読まれ、共感される方がいらっしゃったら、何かいっしょに彼女の力になれるような方法がないか考えてみませんか?今のままでは彼女があまりにも気の毒すぎて・・・。

とにかく少しでも元の生活に戻れるお手伝いがしたいのです。


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2017年2月18日 (土)

2万歩の旅 in 東京都  -世田谷区・野沢「龍雲寺」様ー

「遊行会」総会の翌日-。

東京は爽やかな朝を迎えました。


朝9時にホテルを出発し、慣れない「都会の電車」を乗り継いで、行く先は世田谷区・野沢の「龍雲寺」様(臨済宗妙心寺派)。このお寺が運営している「東京禅センター」にお伺いするのが目的です。

渋谷駅から三軒茶屋駅で電車を降り、iPhoneのナビを頼りに龍雲寺様に向かいます。日ごろの運動不足解消のために、敢えて徒歩の道を選択。駅より歩くこと30分。目的地に到着。東京にもこんなに静かな場所があるのかと感じるくらい閑静な場所に龍雲寺様はどっしりと伽藍を構えていました。その風貌にこの上ない安心感を感じました。

龍雲寺山門 龍雲寺境内 龍雲寺本堂

ちょっとの時間に顔つなぎだけでもと思い、アポなしでお伺いしたため、住職様にはご迷惑をおかけしましたが、お忙しい中であったにも関わらず、気持ちよく応対していただき、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。当初の目的も達成でき、今後のおつきあいが楽しみです。

それにしても・・・。

今日一日の歩数が20000歩弱。いつものざっと4~10倍。都会に住む方々は否応なく歩かなければならない生活を送っていらっしゃることがよくわかりました。


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2017年2月17日 (金)

8年ぶりの・・・

曹洞宗が開設する「布教師養成所」を卒業された方が、継続的な学習とお互いの交流を目的として運営されている任意団体・「遊行会(ゆぎょうかい)」-平成18年に会員となり、年に一回の総会や研修会にも顔を出すようにしていましたが、ここ数年はなかなか参加できずにいました。

正直なところ、気にはしていたのですが、今年、ようやく念願がかなったのか(?)、8年ぶりに総会に参加させていただきました。

駒澤大学の先生による基調講演のテーマは「仏性」について。非常に高レベルな内容でした汗。

中には10年ぶりに再会する養成所時代の先輩もいらっしゃったりと、旧交を温めるにはよい機会となりました。

機会があれば、来年も参加させていただきたいものです。


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2017年2月11日 (土)

梵人会「新年会」


私が講師をつとめさせていただいている「梵人会」ー昨日は毎年恒例の新年会に参加させていただきました。

同じ僧職者の他、政治家の先生や会員さん、いろんな方とお話をしながら、交流を深めさせいただきました。布教者としての自分のあり方、今年の目標など、いろんなものに気づかせていただいた一日でした。

今回は余興で「中国琵琶」の演奏が披露されました。中国からやって来て、金沢中心に活動される楊向(やんしゃん)さんが奏でる音色にすっかり癒されました。
楊さんの演奏


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2017年2月 6日 (月)

通夜法話の留意点


お檀家さんが亡くなり、お通夜をつとめさせていただきました。30分の読経と5分程度の通夜法話。普段と同じように務めさせていただきましたが、終わってから、葬儀社の担当の方が通夜法話をしたことを喜んでくださいました。

住職にとって、お通夜で故人様を偲んで一言申し上げるのは、いつものことなのですが、そうした習慣が人に喜ばれる布教となるならば、是非、続けていきたいものであります。

通夜法話の留意点は、普段から故人様を語れるくらいの深い人間関係を築くこと、お釈迦様のみ教えを知っておくこと。そうした普段からの積み重ねが自信をもって通夜法話を務めさせていただく上での自信となるのです。


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通夜法話の留意点


お檀家さんが亡くなり、お通夜をつとめさせていただきました。30分の読経と5分程度の通夜法話。普段と同じように務めさせていただきましたが、終わってから、葬儀社の担当の方が通夜法話をしたことを喜んでくださいました。

住職にとって、お通夜で故人様を偲んで一言申し上げるのは、いつものことなのですが、そうした習慣が人に喜ばれる布教となるならば、是非、続けていきたいものであります。

通夜法話の留意点は、普段から故人様を語れるくらいの深い人間関係を築くこと、お釈迦様のみ教えを知っておくこと。そうした普段からの積み重ねが自信をもって通夜法話を務めさせていただく上での自信となるのです。


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2017年2月 5日 (日)

挑戦・精進 ー46歳の「アイドル」に学ぶ生き方ー

「老いも武器?城島茂の存在感」
今日のYahoo!ニュースで目を引いた見出しです。アイドルグループ「TOKIO」のリーダーである城島茂氏は46歳。そんな城島氏がここ数年、「民謡魂~ふるさとの唄~」(NHK)の司会に挑んだりと新たな分野に積極的にチャレンジし、独自の存在感を発揮していることをニュースは伝えています。

農業にクレーン車などの重機の操縦、料理、作詞作曲活動、数え上げれキリがないくらいに幅広い活動分野に加え、「年齢を感じさせるエピソード」の紹介や「未婚キャラ」としての自虐ネタ披露など、人から愛される人間性も有する城島氏は様々な分野に挑み、それを極めつくしているのです。

私も普段からいろんなことに挑戦しているつもりですが、ときに後進の成長や周囲の努力する姿を目の当たりにし、焦りを感じることがあります。みんなが成長するのはいいことなのですが、どこか「自分の居場所がなくなるんじゃないか?」という変な不安を感じてしまうのです。

しかしながら、城島氏のように老いをマイナスに捉えるのではなく、プラスに捉え、いろんな分野に果敢に挑み、極めつくしていくという生き方は見習うべきものが多く、自分の小さな不安をかき消し、多くの人を成長させてくれるような気がします。

アイドルはいつの時代も人々に夢を与えてくれる存在ー城島氏はまさに、そんなアイドルなのです。


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