2017年6月15日 (木)

高源院近況 ー「一ツ灸」-執行に向けて


久しぶりのブログ更新です・・・汗

5月末から来る7月1日(土)の「一ツ灸」に向けて、鋭意準備中です。今年はパンフレットのフルモデルチェンジとポスターの一部変更を挙行!ご縁のある方々にお配りしております。皆様方の温かいご支援に支えていただきながら、告知活動は順調に行われています。感謝感謝です。ここ数日は新規のご縁を求めて活動させていただく予定です。

また、6月12日には以前、ご縁のあったFM-N1「はなともこショー会」で「一ツ灸」の宣伝をさせていただきました。ここでは住職に代わって、寺族(妻)が参加するという試みをさせていただき、新たな境地を開拓してみました。

同時進行で、堂内の準備も進めております。毎年6月は慌ただしいですが、体調だけは崩さぬようがんばっていきたいと思っています。


「一ツ灸」のお寺 曹洞宗 高源院
  http://www2.spacelan.ne.jp/~t-kawabata/



2017年5月18日 (木)

公共性 ー寺を開放するということー

金沢から松本まで車で約4時間。敢えて北陸新幹線に頼らずに大好きなハンドルを握って、気分はちょっとした日帰り小旅行。しかし、目的は”お坊さんの研修”です。

5月17日(水)-「松本青年の家」で「管区布教講習会(曹洞宗北信越管区教化センター主催)」が開催され、参加させていただきました。私にとって久々の研修会でしたが、講師である特派布教師老師のパンチの利いたお話が大変参考になり、とても充実した一日を過ごさせていただきました。

中でも今年度の布教教化方針に関するお話が興味深かったです。「寺院を地域社会の絆を深める場に活かす」べく、お寺を開放するとはどういうことか?それは寺に生きるものが「自分のモノ」という捉え方を捨てて、「寺はみんなのモノ」、「公共のモノ」という感覚で運営していくということだと老師は仰いました。

これからの時代のお寺を運営するものとして、公共性を保っていくには自分の意識改革から始まることを痛感させていただきました。


「一ツ灸」のお寺 曹洞宗 高源院
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2017年5月13日 (土)

「超一流」の職人に学ぶもの


プロの職人に関する興味深いお話を聞きました。

職人は師匠からその技を学び、身につけていくそうです。しかし、師匠から学んだ技だけで満足しているようでは一人前とは言えないそうです。一流の職人とは作った作品(為した仕事)を見れば、その人の顔が浮かんでくるものだそうです。すなわち、自分の癖が個性となり、それが作品や仕事ににじみ出ているというのです。

そうした一流を超えた「超一流」の職人という領域があるそうです。それは作品や仕事を見ても、それを作った人間の顔が浮かんでこないものだそうです。すなわち、仕事(作品)と職人(作者)が一体化しているものだそうです。

職人の世界と僧侶の世界はどこか相通ずるものがあるように思います。私たち僧侶もお釈迦様から伝わる法と一体化できるように・・・。そのためにも日々の仏道修行を精進していきたいと、「超一流」の職人から学ばせていただいたのでした。


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2017年5月11日 (木)

大自然がもたらすもの

車を運転しているときー
電車に乗っているときー
町を歩いているときー

大自然が醸し出す四季折々の風景に目が行ってしまいます。山に、海に、空に・・・。大自然は気候等々の外的要因と絡み合い、あるがままの姿を私たちに見せてくれます。

私たち人間は頭を持っているがゆえに、自分の意志で行動できます。しかし、大自然はそうはいきません。春には桜が咲き誇り、初夏になれば、花びらが散って、青々とした若葉となります。そこが私たち人間が大自然に惹かれるところであり、多くの祖師方が悟りを開くきっかけとなっていったのです。

中国唐代末期の禅僧・香厳智閑(きょうげんちかん)禅師は山の中で掃除をしていたとき、箒ではいた石が竹に当たる音を聞いて、霊雲志勤(れいうんしごん)禅師は桃の花が散るのを見て、それぞれ悟りを得ているとのことです。悟りを追及する仏道修行者に対して大自然が見せる姿は計り知れない大きなものがあるようです。

住職は写真の腕前はまだまだですが、HPを通じて、こうした大自然のすばらしさをお伝えしていけたらと思っています。


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2017年5月 1日 (月)

ご縁の不思議さ

人と人とのご縁というのは不思議なものです。

普通は人と人は生きている間にご縁が結ばれるものだと思われているでしょう。

しかし、中には亡くなってから結ばれるご縁というのもあるのです。

先日、7回忌をつとめさせていただいた施主様もそのお一人です。7年前にお亡くなりになった故人様と私は生前一度も面識はありませんでした。そんな故人様と初めてお会いしたのは葬儀会館でした。ご遺族から故人様の生涯をお聞きし、つとめさせていただいた通夜・葬儀。故人様を通じて新たなご縁をいただいたご遺族の皆様。そのご縁が今日まで続いているのです。

あれから7年ー

施主家にもお寺にも変化がありました。

学生だったお子さん方が立派に独立し、それぞれの道を歩んでいました。ご法事を終え、施主家の皆様をお見送りしながら、我が二人の息子も同じように成長してくれるのを只々願うばかりでした。


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2017年4月26日 (水)

言葉は心の中の鏡なり -今村復興相の発言に思うものー


今村復興相の不適切発言に世間の大きな関心が寄せられています。私にとって、お釈迦様のみ教えを人々にお伝えする布教師の立場として、言葉の使い方を大きく振り替えさせていただく機会として受け止めています。

ひょっとしたら首都圏であの大震災が発生していたら、今村氏のおっしゃるように更に深刻な状況になっていたのかもしれません。

しかし、あの想定外の津波で多くの尊いいのちが失われました。未だに行方の分からぬままの方もいらっしゃいます。また、原発事故で故郷での暮らしを失った方も大勢いらっしゃいます。

私はこれまで幾度か被災地を訪れたり、被災地を訪れた方々からお話をお聞きしたりしてきました。あの未曽有の大災害は人々に悲しみと苦悩をもたらしただけでした。

しかし、そんな中でも東北の方々は苦悩の中に生きる喜びを見出し、一日も早く元の生活を取り戻すべく、一生懸命頑張っていらっしゃいます。多くのいのちが失われたことは決して、忘れてはなりません。そして、東北の方々の苦悩を我が苦悩と受け止め、震災の記憶を風化させないことが私たちのできるささやかな支援ではないかと思っています。

心の中にあるものは言葉になって出てきます。謝罪や撤回で済む問題ではありません。今村氏はじめ安倍内閣は世間のバッシングを受けることは避けられないでしょうが、そんな中で私は今一度、震災の記憶を思い起こし、自らの心を正しくに保つ機会と捉えていきたいと思っています。


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2017年4月24日 (月)

生を全うする

3月中旬から約1カ月、涅槃会の法話や曹洞宗石川県青年会の諸行事に町内会の仕事も加わって、多忙を極めておりました。この間、HPはおろかブログの更新もままならない日々を過ごしておりましたが、ようやく時間に余裕ができ始め、たまっていた仕事もこなしていきたいと思っています。

この1カ月、いろんなことがありました。心踊らされるほど楽しい瞬間、うれしいとき、ここまでかというくらいに落ち込むとき、悲しい瞬間・・・。諸行無常たるこの世において、人の心も、その都度その都度、変化していくものだということを実感させられました。

そんな毎日の中で考えたこと・・・。

ひょっとすると、心は変化するという事実に気づかずにいると、苦しみや悲しみといったマイナス部分にばかり目が行ってしまい、生きることが辛くなってくるのかもしれません。その時点で自らに生き死にに対する結論を出してしまってはなりません。いいこともあれば悪いこともある、嫌なこともあれば、うれしいことだってある。その場その場だけで判断せず、毎日を一生懸命、この世にご縁ある限り、生を全うしていきたいものです。


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2017年3月 1日 (水)

被害者の落ち度!? -東京都小金井市女子大生刺傷事件②ー

検察側の懲役17年という求刑に対して、懲役14年6カ月というあまりにも“軽い”と思わざるを得ない判決・・・。それが法律という現実なのかもしれません。

この事件を受けて、アニメーション監督・山本寛(やまもとゆたか)氏が自身のブログで被害者側の落ち度を指摘する記事を掲載したことで、ブログが炎上したとのことです。

もしかしたら、被害者がもっと気を付ければ被害は防げたのかもしれません。

しかし・・・。

現実には被害者は全身34カ所の刺傷を受け、一時は意識不明の重体にも陥りました。そして、今も後遺症に苦しみ、眠れない日々を過ごしています。被害者の苦悩は言葉で語りつくせないくらい大きなものです。

身体も心も深く傷つけられた被害者のことを思ったとき、「落ち度」という言葉がふさわしいかどうか・・・?現実に目を向けてみれば、その答えは言うまでもありません。

過ぎ去った過去をとやかく指摘してもしかたありません。
今の状況をとらえ、何が被害者の未来に希望を与えるのか?

被害者に明るい将来が訪れることを願い、その方策を考えていくことが大切なのではないかと思っています。

被害者には決して、落ち度はありません。

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2017年2月24日 (金)

何か彼女の力になれる方法はないのか・・・? -東京都小金井市女子大生刺傷事件ー

昨年の5月21日に東京の小金井市で発生したストーカー殺人未遂事件ー連日、その裁判員裁判の様子が報道されています。この上ない苦痛をご経験されたにもかかわらず、絶対に会いたくないであろう被告の前でご自分の思いを述べられた被害者の女性の勇気に頭が下がります。

裁判が進む中、女性の言葉に触れながら「何か彼女の力になれる方法はないのか・・・?」と感じるばかりでした。体中の傷を治せるなら治してあげたい、ギターが弾けるようになれるよう力を貸したい、女優になる夢を叶えてあげられるなら叶えてあげたい、一年前のように元気で、普通の生活を送れるようにしてあげたい。自分に力があるならば、力になりたい。なぜか、そんな思いが込み上げてきて、離れません。

もし、このブログを読まれ、共感される方がいらっしゃったら、何かいっしょに彼女の力になれるような方法がないか考えてみませんか?今のままでは彼女があまりにも気の毒すぎて・・・。

とにかく少しでも元の生活に戻れるお手伝いがしたいのです。


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2017年2月18日 (土)

2万歩の旅 in 東京都  -世田谷区・野沢「龍雲寺」様ー

「遊行会」総会の翌日-。

東京は爽やかな朝を迎えました。


朝9時にホテルを出発し、慣れない「都会の電車」を乗り継いで、行く先は世田谷区・野沢の「龍雲寺」様(臨済宗妙心寺派)。このお寺が運営している「東京禅センター」にお伺いするのが目的です。

渋谷駅から三軒茶屋駅で電車を降り、iPhoneのナビを頼りに龍雲寺様に向かいます。日ごろの運動不足解消のために、敢えて徒歩の道を選択。駅より歩くこと30分。目的地に到着。東京にもこんなに静かな場所があるのかと感じるくらい閑静な場所に龍雲寺様はどっしりと伽藍を構えていました。その風貌にこの上ない安心感を感じました。

龍雲寺山門 龍雲寺境内 龍雲寺本堂

ちょっとの時間に顔つなぎだけでもと思い、アポなしでお伺いしたため、住職様にはご迷惑をおかけしましたが、お忙しい中であったにも関わらず、気持ちよく応対していただき、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。当初の目的も達成でき、今後のおつきあいが楽しみです。

それにしても・・・。

今日一日の歩数が20000歩弱。いつものざっと4~10倍。都会に住む方々は否応なく歩かなければならない生活を送っていらっしゃることがよくわかりました。


「一ツ灸」のお寺 曹洞宗 高源院
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