2016年10月17日 (月)

第363回 「やすらぎの会(坐禅会)」

10月16日(日)天候:晴 本日の参加者2名

ちょっと暑いくらいに感ずる秋晴れの気持ちのいい一日となりました。

前回より夕方開催となり、いつもの顔ぶれで境内の清掃、坐禅、読経と修行させていただきました。

次回は10月23日(日)金沢マラソンの日です。


「一ツ灸」のお寺 曹洞宗 高源院
  http://www2.spacelan.ne.jp/~t-kawabata/



2016年10月15日 (土)

普度会あれこれ④ -尊宿諷経(そんしゅくふぎん)ー


「尊宿」とは、曹洞宗門における有徳の人物を指し、主に僧侶を意味します。

普度会では1835年(天保6年)に能登屋又五郎氏の呼びかけによって、普度会を始められた僧侶方始め、今日までその伝統を受け継いでこられた各寺院の方丈様に対し、普度会とのご縁を作ってくださったことへの報恩感謝を捧げるのが「尊宿諷経」です。

歎佛会や伝供読経が施主家とのご縁をつなぐ法要ならば、尊宿諷経は出家した僧侶方とのご縁をつなぐご法要です。こうして普度会では普く(すべての)人々とのご縁を大切にしながら、度す(救う=思いを馳せ、忘れない)ことを目的に法要が営まれるのです。

読経 僧侶が施主となり焼香を捧げる


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2016年10月13日 (木)

普度会あれこれ③ ー伝供読経(でんぐどきょう)ー


前回の歎佛会(たんぶつえ)同様、普度会の施主家に対する先祖供養となるのが「伝供読経」です。この法会は主に信者の方や当日、ご参詣いただいた方々の先祖代々を供養させていただくものです。

読経の前に「伝供」と呼ばれる儀式が行われます。これは仏様の御前にお供えする五種類の供物を、導師を中心として数名の僧侶の手から手へと伝い、丁重にお供えするというものです。

伝供① 伝供②


施主家のご先祖様に丁重にお供え物を捧げることは、せめて普度会の場だけでも、日頃の生と死を区別する視点から離れ、亡き人々の生前の姿を思い起こしていきたいという願いが込められているような気がします。そうしたささやかな願いを掲げながら、しばしの間、心静かに故人を偲ぶ場があってもいいのではないかと思います。


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2016年10月12日 (水)

普度会あれこれ② -歎佛会(たんぶつえ)ー

阿弥陀様始め、お釈迦様のみ教えを受け継いでお悟りの境地を得、その化身として、我々に人として生きていく上での教えを提示してくださるあまたの仏様ーそうした三世諸仏(さんぜしょぶつ)(十方世界、いつの世にも存在していた仏様)の名をお唱えしながら、幾度も礼拝を捧げるのが「歎佛会」です。

普度会では歎佛会を行い、特に普度会の執行にご尽力いただいた檀信徒の方々の先祖供養を行います。三世諸仏に何度も礼拝し、敬意を表するが如く、檀信徒の皆様の日頃のご厚情に感謝の意を捧げながら、各位のご先祖様を丁重にご供養させていただきます。普度会の中でも大きな山場となる大切な法会でもあります。

幾度も繰り返される三世諸仏への礼拝 大勢の僧侶が堂内を練り歩き(行道(ぎょうどう))、読経供養をさせていただきます


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2016年10月11日 (火)

普度会あれこれ① ー霊松居士(れいしょうこじ)読経ー


10月2日(日) 人生2度目の普度会を無事につとめさせていただくことができました。

今回、2回目の普度会をつとめさせていただくにあたり、10年前(2006年)に行わせていただいた❝初めての普度会❞が思い出されました。当時、住職は27歳ーあれから10年がた経ちました。この間にいろんなことを学ばせていただき、それを今回の普度会に生かすことができました。

その反面で、法要の準備をしながら体力の衰えを感じずにはいられませんでした。「諸行無常」とお釈迦様はおっしゃいましたが、成長(よいと感じる変化)も老化(悪いと思える変化)も、自分の価値判断だけで良し悪しを決めるのではなく、すべてを事実として受け止めながら、前向きに日々を過ごしていきたいものです。

さて、今回より、普度会で行われる法要について、簡単に解説させていただきたいと思います。

まず、最初に行われるのは1835年(天保6年)、大飢饉で苦しむ人々を救うと共に、亡くなった方々を供養すべく、多額の浄財を喜捨して、法要を執り行った能登屋又五郎(のとやまたごろう)氏(宝月霊松居士(ほうげつれいしょうこじ))への報恩供養法要です。

献茶湯 読経

最初に献茶湯(けんちゃとう)【甘い砂糖湯(身体の疲れを癒すもの)、お菓子、お茶】が仏前にお供えされます。そして、僧侶全員で三度のお拝を捧げ、読経します。こうした手厚い供養をさせていただく背景には霊松居士の尊き行いを称えると共に、後世に生きる我々に仏さまとのご縁を結ぶ場を提供してくださったことに対する報恩感謝の意もあるのではないかと思います。

普度会を通じて、霊松居士の善行を人々に広くお伝えし、布施の生き方を実践していきたいものです。


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2016年8月10日 (水)

稟発3号 「感応道交」


公私共にお世話になり、20年来のつきあいとなる方丈様のお寺で法話をさせていただきました。日頃のことや、この20年間のことを思い返すと、法話に気合いが入ります。

かつて独りよがりで、我こそが一番正しいという大きな勘違いを犯していた若き日の私に、「人に必要とされる人間になる」という言葉を教えてくださった方丈様—以来、今日まで一体、どんな人間が人から必要とされるのかを考えながら、様々な事をこなしてきました。

そんな中で今、私が言えることは「周囲の人と気持ちを通じ合わせることができる人間」こそが、人から必要とされる人間だということです。「感応道交」とは仏さまと我々が気持ちを通じ合わせることで、お互いの道に交わりを持たせていくことですが、私たちの日常生活まで拡大して考えてみたとき、あたかもトンネルを掘るがごとく、私たちが周囲の人々と心を通じ合わせることだと捉えることができます。

お互いに喜びあえるような言葉や行いをやり取りしながら、気持ちを通じ合わせていく-そうした周囲との「感応道交」を日常生活の中で実現させていきたいものです。


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2016年8月 7日 (日)

第357回 やすらぎの会(坐禅会)


8月7日(日)晴 

約1年ぶりとなる「出張坐禅会」を開催。山ノ上町の月心寺様を舞台に私が所属させていただいている「梵人会」の坐禅会に2名の参禅者とともに参加させていただきました。

暑い一日が始まることを予告するかの如く、開会の7時には太陽が照り付け始めました。そんな中、しばし心落ち着くひとときを過ごし、読経と法話。そして、みんなで朝粥をいただき・・・。とても心地よいひとときを過ごすことができました。

朝粥の会を終えて、市内のご寺院様の法要でご法話。昨日に引き続き、暑さとの戦いとなりました。

暑い中でもしっかりと法を説くためにも、暑さに弱いようではいけません。暑い環境で説法をする練習が欠かせないことを痛感しました。


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2016年8月 6日 (土)

稟発1号・稟発2号

稟命二等布教師資格をいただいて初めての法話、二連続。1号目の教場はピンチヒッターとして急きょ頼まれたご縁ですが、状況がどうあれ、存在を忘れられることなく、指名していただけることに、ただただ手を合わせるばかりです。

2合目の教場は毎年、お伺いさせていただいているご寺院さんです。必ず声をかけてくださる方丈様。そのお気持ちにご恩返しができるようにと思いながら、つとめさせていただいていおります。

どのご縁も大切なものばかりです


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2016年8月 5日 (金)

❝慢心❞の戒め ―「稟命二等布教師」として生きるということー

7月7日に東京の曹洞宗宗務庁で受験させていただいた布教師資格昇級試験—予定では一緒に受験した相方が合格し、私は不合格となると思って、覚悟を決めていましたが・・・。どうやら取り越し苦労だったようで、予想は外れ、おかげさまで二人とも合格することができました。

昇級していただいた資格が「稟命二等」という我が身に重い資格ーそうした資格を有するということは、僧侶として、人間として、しっかりしたものを持った自分でなくてはならないことを痛感すると共に、資格に慢心してはならないという戒めを持って布教に臨まなければならないと思っています。

試験の際に、講評を下さった検定委員の先生方の言葉が忘れられません。「布教をする者が曹洞宗の教えによって安心を覚えていなければ、檀信徒に伝わる法話ができない」と宗意安心をおっしゃってくださったO老師。「布教師の日常底」が問われるとおっしゃったM老師。徹夜で法話に臨み、多くの聴聞者に感動を与えた若き僧侶の話をしてくださったN老師。その一言一言を忘れずに更なる精進してまいりたいと思っています。


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2016年7月17日 (日)

第354回 「やすらぎの会(坐禅会)」


7月17日(日)雨 本日の参加者2名

朝から雨が激しく降っていたためか、さほど暑くもありませんでした。

今日は2名の参加者とともに坐禅・読経の後、本堂の清掃を行わせていただきました。参加者のお一人曰く「最近は職場でも皆で自分たちの部署を掃除することがなくなった」とのこと—皆で使う場所を皆で掃除する大切さを再認識させていただきました。

皆で使う場所を皆できれいにすることは、仕事であれ何であれ、活動の基本です。そうした行いによって、自分たちが使う場所への愛着が沸き起こり、意欲的な活動につながることを実感させていただきました。


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