2016年8月10日 (水)

稟発3号 「感応道交」


公私共にお世話になり、20年来のつきあいとなる方丈様のお寺で法話をさせていただきました。日頃のことや、この20年間のことを思い返すと、法話に気合いが入ります。

かつて独りよがりで、我こそが一番正しいという大きな勘違いを犯していた若き日の私に、「人に必要とされる人間になる」という言葉を教えてくださった方丈様—以来、今日まで一体、どんな人間が人から必要とされるのかを考えながら、様々な事をこなしてきました。

そんな中で今、私が言えることは「周囲の人と気持ちを通じ合わせることができる人間」こそが、人から必要とされる人間だということです。「感応道交」とは仏さまと我々が気持ちを通じ合わせることで、お互いの道に交わりを持たせていくことですが、私たちの日常生活まで拡大して考えてみたとき、あたかもトンネルを掘るがごとく、私たちが周囲の人々と心を通じ合わせることだと捉えることができます。

お互いに喜びあえるような言葉や行いをやり取りしながら、気持ちを通じ合わせていく-そうした周囲との「感応道交」を日常生活の中で実現させていきたいものです。


「一ツ灸」のお寺 曹洞宗 高源院
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2016年8月 7日 (日)

第357回 やすらぎの会(坐禅会)


8月7日(日)晴 

約1年ぶりとなる「出張坐禅会」を開催。山ノ上町の月心寺様を舞台に私が所属させていただいている「梵人会」の坐禅会に2名の参禅者とともに参加させていただきました。

暑い一日が始まることを予告するかの如く、開会の7時には太陽が照り付け始めました。そんな中、しばし心落ち着くひとときを過ごし、読経と法話。そして、みんなで朝粥をいただき・・・。とても心地よいひとときを過ごすことができました。

朝粥の会を終えて、市内のご寺院様の法要でご法話。昨日に引き続き、暑さとの戦いとなりました。

暑い中でもしっかりと法を説くためにも、暑さに弱いようではいけません。暑い環境で説法をする練習が欠かせないことを痛感しました。


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2016年8月 6日 (土)

稟発1号・稟発2号

稟命二等布教師資格をいただいて初めての法話、二連続。1号目の教場はピンチヒッターとして急きょ頼まれたご縁ですが、状況がどうあれ、存在を忘れられることなく、指名していただけることに、ただただ手を合わせるばかりです。

2合目の教場は毎年、お伺いさせていただいているご寺院さんです。必ず声をかけてくださる方丈様。そのお気持ちにご恩返しができるようにと思いながら、つとめさせていただいていおります。

どのご縁も大切なものばかりです


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2016年8月 5日 (金)

❝慢心❞の戒め ―「稟命二等布教師」として生きるということー

7月7日に東京の曹洞宗宗務庁で受験させていただいた布教師資格昇級試験—予定では一緒に受験した相方が合格し、私は不合格となると思って、覚悟を決めていましたが・・・。どうやら取り越し苦労だったようで、予想は外れ、おかげさまで二人とも合格することができました。

昇級していただいた資格が「稟命二等」という我が身に重い資格ーそうした資格を有するということは、僧侶として、人間として、しっかりしたものを持った自分でなくてはならないことを痛感すると共に、資格に慢心してはならないという戒めを持って布教に臨まなければならないと思っています。

試験の際に、講評を下さった検定委員の先生方の言葉が忘れられません。「布教をする者が曹洞宗の教えによって安心を覚えていなければ、檀信徒に伝わる法話ができない」と宗意安心をおっしゃってくださったO老師。「布教師の日常底」が問われるとおっしゃったM老師。徹夜で法話に臨み、多くの聴聞者に感動を与えた若き僧侶の話をしてくださったN老師。その一言一言を忘れずに更なる精進してまいりたいと思っています。


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2016年7月17日 (日)

第354回 「やすらぎの会(坐禅会)」


7月17日(日)雨 本日の参加者2名

朝から雨が激しく降っていたためか、さほど暑くもありませんでした。

今日は2名の参加者とともに坐禅・読経の後、本堂の清掃を行わせていただきました。参加者のお一人曰く「最近は職場でも皆で自分たちの部署を掃除することがなくなった」とのこと—皆で使う場所を皆で掃除する大切さを再認識させていただきました。

皆で使う場所を皆できれいにすることは、仕事であれ何であれ、活動の基本です。そうした行いによって、自分たちが使う場所への愛着が沸き起こり、意欲的な活動につながることを実感させていただきました。


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2016年7月15日 (金)

自恣(じし)の日 —お盆にちなみ—

7月15日

この日、お釈迦様の教団では、雨季のため、堂内で約3カ月に及ぶ厳しい修行に励んでいた修行僧たちがお釈迦様の元に帰ってきて、自分たちの3か月間の修行を振り返って、お釈迦様のみ教えに従って修行に励んでいたか?もし、何か教団のみ教えから外れるようなことをしていたとすれば、それを悔い改め、二度と同じ過ちを犯さないことを誓います。

この日は「自恣の日」と呼ばれ、修行僧たちは自らの悪事を断つとともに、少しでも善き人間になり、仏さまに近づいていくという大切な修行を行います。それを「懺悔(さんげ)」といい、私たち人間は「懺悔」を繰り返していくことによって、人間として大きく成長していくのです。

私たちが断つべき悪事の原因は、私たちの心の中に生ずる貪り・怒り・愚痴の存在です。この3つを「三毒」と申しますが、三毒が小さいうちに押さえ、我が心の中をよい方向にコントロールしていくのが、懺悔なのです。

昨日よりも一歩、去年よりも五歩、少しでもいいから人間として成長した自分をご先祖様にお見せし、お供えしていくのが、何よりもの先祖供養です。懺悔のある日常を過ごし、ご先祖様に最高のお供え物ができるお盆でありますように・・・。


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2016年7月10日 (日)

第353回 「やすらぎの会(坐禅会)」


7月10日(日) 晴  本日の参加者1名

「やすらぎの会(坐禅会)」は毎週やっていましたが、記事の投稿は久しぶりです。ここ2回ほどは新しい方の参加もあり、楽しく、充実した坐禅会をさせていただいております。

今回はお盆も間近ということで、お盆の起源となるお釈迦さまと目連尊者のエピソードに触れながら、懺悔について学ばせていただきました。

それにしても、亡きお母さんがあの世で逆さづりにされ苦しんでいるのを助けてほしいと懇願する目連尊者に対して、その心を救うみ教えを発せられたお釈迦さまという方—その行いをわが身に引き当てて考えてみると、本当に尊いことだと思います。誰の、どんな言葉にも耳を傾け、自分と接するがごとく、相手とかかわる—こうした人を差別することなく、平等に関わらんとするお姿こそ、布教を志すものとして真似させていただきたいとものです。


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2016年7月 9日 (土)

違う視点から

7月8日(金)

昨日の布教師検定から戻り、今日は教区の方丈様の葬儀があり、そのお手伝いをさせていただきました。僧侶の葬儀では司会をさせていただくことが多いのですが、今回は別の方が担当され、私は違う役をいただいての参列となりました。

いつもとは違った場所から他の方の司会進行を拝見させていただくのもいい勉強になります。果たして自分の進行によって、檀信徒の方々が法要を理解し、参列しやすい雰囲気を作っていたかどうか?法要の動きを乱すことなく、あかたもバックミュージックのごとく、儀式に溶け込むような解説ができていたかどうか?ときには違う視点から眺めてみることも自分を確かめるという意味で大切だということを改めて気づかせていただきました。

自分の思う役に当たらなかったとか、違う役だったとからいって立腹するのは凡夫の考えです。特に布教に携わる者は、いただいたご縁を大切にしながら、様々な視点から自らの道を究めていくのです。


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2016年7月 8日 (金)

布教師検定会 in 曹洞宗宗務庁


ー7月7日(木)ー

6年ぶりとなる布教師資格昇給の検定試験を受けさせていただくため、東京にある曹洞宗宗務庁まで日帰りで行かせていただきました。今や北陸新幹線のおかげで東京も日帰り圏内です。

試験は10分間の法話実演と90分間の論述筆記試験という形で、各100点満点です。これまで何回か受けさせていただいた試験ですが、毎度のことながら緊張します・・・汗 また、毎度のことながら検定員の先生方からは講評以上の貴重なみ教えをたくさんいただく場でもあります。

曹洞宗の教化部長老師はじめ、駒澤大学の元総長老師、私が養成所時代にお世話になった先生からいただいた多くのご助言—私たちの言葉のみの法話は、話者自身が曹洞宗のみ教えに安心を持っているとは感じがたく、とても一般檀信徒に伝わるものではないというご指摘はじめ、私たち布教師の日常を考えさせていただくお言葉、そして、一座の法話に全神経を注いで精進する先輩のお姿ー先生方からいただいたお言葉の数々が心に残るとともに、明日からの布教展開を考え直す大変貴重な機会となりました。

合否はどうあれ、こうした数少ない場を大切にしていきたいものです。


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2016年7月 3日 (日)

公開仏前結婚式 in 宝円寺

ー7月3日(日)ー

高源院の側にある前田家の菩提寺・宝円寺様にて金沢ウェディング協同組合による初めての試みが行われました。それが「公開仏前結婚式」です。今回、宝円寺様を舞台に新郎新婦が仏前にて契りを交わすという取り組みに声をかけていただき、司会進行をつとめさせていただきました。

今回は初めての取り組みということでしたが、少人数で様々な役をこなしながら、宝円寺版の仏前結婚式を作り上げるということに全力を注ぎました。

当日は朝から激しい雨が降っており、新郎新婦が宝円寺前の道路をゆっくり練り歩き、宝円寺に入る場面ができるかどうかが危ぶまれましたが、新郎新婦のお人柄がなせる技が、その時間は雨も上がり、予定通りに行うことができました。

宝円寺の山門前にて親族の方々が拍手で新郎新婦を出迎えてくださる場面に大きな感動を覚えました。今後もこうした機会が増えることを只々願うばかりです。


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